【ANAマイル攻略】ストップオーバー&トランジット活用術!特典航空券で6レグ搭乗する方法

「ANAマイルを使ってお得に旅行したいけど、どこから始めればいいの?」 初心者の方でも大丈夫です!ANAマイルの特典航空券には、ストップオーバー(途中降機)トランジット(乗り継ぎ)といった制度があり、これらを上手に使うことで1回の旅行で複数都市を巡ることができます。本記事では、ストップオーバーとトランジットの違いや活用術をわかりやすく解説し、実際に6レグ(6区間)フライトを組み合わせてお得に旅する方法をご紹介します。

関連するYouTube動画へのリンクもありますので、あわせてチェックしてくださいね。

目次

ストップオーバーとトランジットの違いとは?

まずは基本となる用語の意味を確認しましょう。ストップオーバートランジットはいずれも飛行機を乗り継ぐ際の用語ですが、決定的な違いは乗り継ぎ地での滞在時間です。

  • ストップオーバー(途中降機): 乗り継ぎ地で24時間以上滞在することを指します。目的地に向かう途中の都市に1日以上滞在し、観光などをしてから次のフライトに乗るイメージです。例えば「成田→ロサンゼルス→ニューヨーク」という旅程でロサンゼルスに2日間滞在した場合、ロサンゼルスでストップオーバーしたことになります。
  • トランジット(乗り継ぎ): 乗り継ぎ地での滞在が24時間以内の場合を指します。次の目的地行きの飛行機に24時間以内に乗り換える通常の乗継ぎです。例えば成田からシドニーに行く際、シンガポールで5時間乗り継ぐ場合はトランジットです。短時間で再出発するため観光の余裕はあまりありませんが、その代わり航空券上追加の費用やマイルは基本的にかかりません

要するに、ストップオーバー=乗り継ぎ地で1日以上滞在トランジット=乗り継ぎ地で1日未満の滞在と覚えておきましょう。ストップオーバーを使うと乗り継ぎ地も旅行先として楽しめますが、トランジットはあくまで経由地としてサッと乗り換えるだけという違いがあります。

ANA特典航空券でストップオーバーを使うメリット

では、ANAマイルの特典航空券でストップオーバー制度を活用すると何がお得なのでしょうか? 

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最大のメリットは、1回の特典航空券予約で2都市以上に滞在できることです。しかも両方の都市に24時間以上滞在できるため、それぞれをしっかり観光することができます。

さらに嬉しいのは、必要マイル数(特典交換に必要なマイル)がほとんど増えないことです。通常、例えば「東京~香港」往復の特典航空券を発券する場合に必要なマイル数で、「東京~香港~グアム」と2都市を訪れる旅程を組んでも追加マイルなし or ごくわずかな追加で済むケースが多いのです。実際、ANA公式ルール上もストップオーバーを利用しても必要マイル数は基本的に1つの目的地分と同じ計算になります。これはマイルを効率よく使う大きなポイントですよね。

例えば、ANAマイルを使って「シンガポール+石垣島」を一度に旅行する裏技があります。東京発着のシンガポール往復特典(必要マイル数35,000マイル)に、秋頃の石垣島行き片道をストップオーバーとして付け加えても必要マイル数は変わらず35,000マイルのままでした。ストップオーバーで追加した国内片道分のマイルが無料になったイメージです。このように、ストップオーバーを使えば「海外旅行+もう1都市」を組み合わせてもマイルの消費をほとんど増やさずに済みます。

まとめると: ANA特典航空券のストップオーバー制度を使うメリットは、1回の旅行で複数都市(海外2都市や海外+国内など)に行けて、必要マイルも単純往復と大差ないことです。知らないと損なこの制度、ぜひ活用したいですよね。

6レグ搭乗の活用例:香港&グアムを一度に訪れる旅程

ストップオーバー制度の具体的な活用例として、6レグ(6区間)のフライトを組み合わせた旅行プランを見てみましょう。ここでは「大阪(伊丹)→香港→グアム→大阪」という2つの海外都市を巡る旅程の例をご紹介します。

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なんと、この香港とグアムを巡る旅もANAマイルの1回の特典航空券予約で実現できます!

旅程のイメージは次のとおりです:

  1. 伊丹発 → 羽田着(国内線・乗継ぎ)
    まず大阪の伊丹空港を出発し、東京・羽田空港で国際線に乗り継ぎます。(この羽田での乗り継ぎは24時間未満ののトランジットですが、羽田泊で東京の夜を楽しみます)
  2. 羽田発 → 香港着(国際線・目的地①)
    羽田からANAまたは提携航空会社便で香港へ飛びます。香港が往路の目的地ですので、ここで数日間観光を楽しみます。
  3. 香港発 → 羽田着(国際線・乗継ぎ)
    香港から日本へ戻るフライトに乗ります(一見戻ってきていますが、ここから復路扱い)。羽田到着後、すぐ次のグアム行きに乗り換えるため、この羽田滞在は24時間未満のトランジットです。
  4. 羽田発 → グアム着(国際線・目的地②)
    羽田から南国グアムへ向かいます。グアムがストップオーバー(途中降機)先となり、ここで数日間ゆっくり滞在できます。香港に続く2つ目の訪問地ですね。
  5. グアム発 → 成田着(国際線・乗継ぎ)
    グアムから日本に帰るフライトに乗ります。成田空港に到着しますが、乗り継ぎ時間内に最終目的地への国内便に接続します(この成田滞在もトランジット)。
  6. 成田発 → 伊丹着(国内線・最終目的地)
    最後に成田から伊丹行きの国内線に乗り、無事大阪に帰着します。これで旅程完了です。

上記のように、香港とグアムの2都市を1回の旅行で訪問できています。

それぞれ数日ずつ滞在して観光を満喫できますが、使ったマイルは「大阪~香港~グアム~大阪」の往復特典航空券1回分だけです。香港が往路の目的地、グアムが復路でのストップオーバー扱いとなり、どちらも24時間以上滞在しています。

ポイントは、往路・復路のフライトを上手につなぎ合わせていることです。

今回は往路で香港に行き、復路の途中でグアムに立ち寄る形にすることで、日本発の旅程でもストップオーバーを活用しています。ANA公式ルール上、「日本発の特典往復では途中降機(ストップオーバー)はできない」とされていますが、実際にはこのように復路側(海外発側)にストップオーバーを設定することで日本発でも複数都市周遊が可能になるのです。

そしてこの旅程では、国内線区間(伊丹~羽田、成田~伊丹)も含めて合計6レグのフライトに搭乗しています。

ANAマイルの特典航空券は、乗り継ぎとして日本国内線を無料で付けられるため、地方在住でも安心です。例えば伊丹~羽田のような国内移動も特典に含められるので、東京発着の国際線にうまく接続できます。

この6レグ旅程のスゴさ: 普通に考えれば「大阪⇔香港」と「大阪⇔グアム」の2回分の旅行が必要なところを、たった1回の特典航空券予約で実現していることです。必要マイルも通常の往復と同程度で済むので、香港とグアム2箇所への旅行がお得に叶います。ストップオーバーとトランジットを駆使すれば、まさにANAマイルの攻略術として夢のようなプランが組めるのです。

ANAマイル特典航空券の予約ルールと注意点

複数都市を巡る特典航空券を計画する際は、いくつか知っておきたいルールや注意点があります。初心者の方でも混乱しないよう、ポイントを整理しておきましょう。

  • ストップオーバーは往復旅行で1回だけ: ANA国際線特典航空券では、ストップオーバー(24時間超の途中降機)は往路か復路のどちらか一方で1回のみ利用可能です。片道旅行(ワンウェイ特典)では途中降機はできないのでご注意ください。また、日本発着の往復では公式には途中降機不可と案内されていますが、上述のように復路側に設定すれば事実上利用可能です。ストップオーバーする都市は目的地と同じエリア内でなければなりません(例えば「北米行き特典でヨーロッパにストップオーバー」は不可)。
  • トランジット(乗り継ぎ)は必要に応じて複数回OK: 日本国内での乗り継ぎは往路・復路それぞれ最大2回までといった回数制限があります。例えば地方空港から成田へ、成田から羽田へと2回乗り継いで国際線に乗ることも可能です(地上移動を含む乗継ぎは1回と数えるルールあり)。
    乗り継ぎ都市での滞在が24時間以内であれば追加マイルは不要ですが、うっかり乗り継ぎ時間を長くとり過ぎて24時間を超えるとそれはストップオーバー扱いになってしまうので注意しましょう。
  • ANA提携航空会社(スターアライアンス加盟社)を活用: 2都市以上を組み込む旅程では、航空券の種別上「スターアライアンス特典航空券」扱いになる場合があります。
    この場合、旅程中にANA以外のスターアライアンス加盟航空会社の便を最低1回利用する必要があります。裏を返せば、ANAと提携他社便を組み合わせれば複雑なルートも発券可能ということです。今回の香港&グアムの例でも、グアム路線ではANAの提携航空会社(ユナイテッド航空など)の便を利用することで旅程を成立させています。提携路線をうまく絡めるのが多都市周遊発券のコツです。
  • 同一都市を二度経由するルール: 基本的に一つの旅程で同じ都市を2回以上経由することはできません。例えば行きも帰りも同じ都市で乗り継ぐルートは、システム上エラーになることがあります(往路の目的地や復路の出発地として重複する場合を除く)。旅程を組む際は経由地が重複しないよう工夫しましょう。どうしても難しい場合は、経由地を変える、片方は陸路移動にする(オープンジョー活用)などの方法があります。
  • 予約・発券と検索方法: 複数都市を含む特典航空券は、ANAウェブサイトの「マイルで特典航空券予約(多都市検索)」を使って検索・予約できます。希望の都市と日程を順番に入力して検索しましょう。
    それでもオンラインで表示されない場合やエラーになる場合は、旅程がルールに反していないか再チェックした上で、ANAマイレージクラブデスクに電話で問い合わせ・予約する方法もあります。人気路線や提携便は空席状況によって組める旅程が限られるので、日程に余裕を持って計画・予約することをおすすめします。
  • 燃油サーチャージ・税金等: 特典航空券でも所定の空港使用料や燃油サーチャージは必要です。経由地や目的地が増えると、その分いくつかの空港の税金が合計されます。しかしマイルでカバーする航空券代部分が大きいため、総合的には現金出費を大幅に抑えられます。費用面でも「LCC+ホテル代」よりお得になるケースも多いので、必要マイルと合わせて諸費用も確認しておきましょう。

詳しくはこちらのストップオーバーとトランジットの記事もご覧ください

KEN

以上のポイントを押さえておけば、ANAマイルを使った多都市旅行の計画も怖くありません。規則が少し複雑に感じるかもしれませんが、一度仕組みを理解すればマイルで行ける旅の幅がぐんと広がりますよ。

🎥 このテーマを動画で詳しく解説!

ANA特典航空券で最大8区間を旅する「ストップオーバー&オープンジョー」活用術について、 実例を元にYouTubeでわかりやすく解説しています。実際の予約画面や旅程の組み方も見られるので、 初心者の方にもおすすめです。

おわりに:ANAマイルで賢く旅しよう!

ストップオーバー&トランジット活用術を使えば、ANAマイルの特典航空券で想像以上に充実した旅程を組むことができます。

普段は行けないような遠回りの旅や、「せっかくならもう一都市」にも足を延ばす旅も、マイルならではの裏技的な発券で実現可能です。ぜひ今回紹介した香港&グアムのようなプランを参考に、次回の旅行計画を立ててみてください。最初は難しく感じても、慣れれば「どの都市と組み合わせればお得かな?」とルート作りが楽しくなってきます。

さらに詳しい解説や実際の予約画面での手順は、こちらのYouTube動画でも紹介しています。

動画ではストップオーバーや乗り継ぎの設定方法を実演していますので、文章だけでは分かりにくい部分もスッと理解できるはずです。ぜひあわせてご覧になってみてくださいね!

🎥 このテーマを動画で詳しく解説!

ストップオーバーやトランジットの具体的なルートや予約の流れを、こちらのVLOGで体験ベースでご紹介しています。

では、ANAマイルをフル活用して、お得で思い出深い旅を楽しんできてください。あなたのマイル旅行が素晴らしい体験になりますように!

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