ANA提携航空会社特典航空券はストップオーバー中でも行程の搭乗日/便は変更可能か?
私は航空券は旅程が一度スタートした後に航空券の変更を行うのは、難しいと思い込んでいました。
私に限らず、航空券の変更は出発前に済ませる必要があり、一度旅の行程が始まってしまうと、変更はほぼ不可能だと認識しているかと思います。
しかし、今回私は、ANAの海外発券で購入したチケットの国内区間(ITM-OKA)の日程変更が可能だったという驚きの経験をしたのでシェアいたします。
今回のチケットについては、ANA提携航空会社のチケットをマイルで予約しているケースとなります。
今回の旅程は以下のようなものです。
- KIX-GUM-KIX-OKA
- 関西国際空港(KIX)でストップオーバーを設定
- 最終目的地は那覇(OKA)

この旅程では、KIX(関西国際空港)でストップオーバーを設定していました。つまり、グアムからKIXに戻った後、一定期間大阪に滞在し、その後OKA(那覇)へ向かうという計画でした。帰りの片道チケットは自分で別途用意しました。
今回の論点は最後の行程の大阪ー沖縄の日程を変更できるかどうか。
これができれば今後、安心して日程変更を加味しながらチケットのプランニングができます。

ストップオーバーとは?
ストップオーバーとは、乗り継ぎ空港で24時間以上滞在することを指し、通常のトランジット(乗り継ぎ)とは異なります。これを活用すると、旅の途中で一度目的地とは別の都市に滞在し、観光や休息を取ることが可能になります。例えば、今回のようにKIXでストップオーバーを設定することで、大阪での滞在をしたのち、最終目的地である那覇へ向かうことができました。
今回の旅程では、KIXでのストップオーバーを活用しましたが、すでにKIXまでのフライトを完了しているため、旅程がスタートしている状態でした。この状態での航空券変更は通常難しく、「もう変更できないのでは?」と考え、チケットの権利放棄まで考えました。
詳しくはANAマイル特典航空券のストップオーバー(途中降機)・オープンジョーを徹底活用!をご覧ください。
ANAの規約と実際の対応
ANAの公式サイトには、特典航空券の変更について以下のように記載されています。
航空券の有効期間内で、ご搭乗日ならびに便の変更が可能です。
受付は、ご予約済の便の出発前かつご搭乗希望便出発の96時間前まで承ります。
ANAウェブサイトでの変更は、航空券が未使用である場合に限り、一律旅程の第一区間の96時間前まで承ります。
これを見る限り、一度旅程が開始されるとオンラインでは変更できないケースが多く、お問い合わせが必要になることがわかります。
また、ANAの規約には次のような制約が記載されています。
- 複数都市に滞在する旅程はオンライン変更不可
- 途中降機(24時間以上の滞在)から乗り継ぎ(24時間以内)への変更、およびその逆の変更は不可
これらのルールを見ると、「すでにKIX-GUM-KIXの航空券を使用しており、KIXでストップオーバーを経ている時点で、チケット変更はできないのでは?」と思っていました。実際、私自身も変更は無理だろうと半ば諦めていましたが、ダメ元で問い合わせた結果、変更が可能だったのです!
変更手続きの流れ
今回のチケット変更は、オンラインでは不可でしたが、ANAのカスタマーセンターに電話で相談することで、以下の流れでスムーズに対応してもらえました。
- ANAカスタマーセンターへ電話
- 旅程の詳細を伝え、変更希望の便をリクエスト
- 空席を確認し、新しい便へ変更が可能かチェック
- 手数料なしで変更が完了
結果として、国内区間の変更が無事にできたため、柔軟な旅行プランを実現することができました。
無事に最終行程のITM-OKAの日程を変更することができました。

旅程が開始していても変更が可能な理由
ANAの特典航空券の変更規約には、以下のように記載されています。
ご予約済の便の出発前かつご搭乗希望便出発の96時間前まで承ります。ご予約済の便の出発までにご予約の変更・取り消しがなかった場合、以降の変更はできません。
このルールに基づくと、ITM-OKA(伊丹-那覇)区間はまだ出発しておらず、希望する変更日も96時間以上先だったため、変更が可能だったということになります。
ちなみに変更連絡をしたのは当初の出発予定の前日でした。
また、ANA提携航空会社の変更は、たとえ旅程が開始していても、実際に飛行機に搭乗していない区間であれば変更対象となることがあるのです。これは、特に海外発券のチケットでは重要なポイントであり、柔軟な旅程変更を可能にする要因の一つです。
まとめ
今回の経験を通じて、ANA提携航空会社の海外発券チケットには意外な柔軟性があることを実感しました。ストップオーバーを利用した旅程であっても、旅の選択肢が広がることを知る良い機会となりました。
特に、ANAの規約にある「ご予約済の便の出発前かつご搭乗希望便出発の96時間前まで」というルールにより、今回のように旅程が開始していても変更ができるケースがあるという点は、多くの旅行者にとって有益な情報だと思います。
ANAの特典航空券を利用する際は、変更ルールを把握し、思い込みで諦めずに一度確認してみることで、より柔軟で快適な旅行が可能になります。これからANAの海外発券を利用する方は、旅の途中でもスケジュール変更が可能かどうか、一度カスタマーセンターに相談してみるのがおすすめです。
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